囲碁
最近の囲碁関連ではタカラ酒造杯広島大会に行きました。行く前は優勝するつもりだったのですが、初戦で序盤に攻めている相手の石に手順を間違え先手で生きられた上に地でも20目位損をして事実上勝負ありの負けの状態でした。ただ相手は断然優勢なので譲歩を重ねて安全運転してくれ、だいぶ追い込んだのですが結局追いつけず最後は3目半の負けでした。初戦に負けて、優勝がなくなったので、連敗すればプロ棋士に指導碁を受ける権利が生じるので2局目を予定通り負けて指導碁を希望したのですが、希望者多数の抽選に漏れて指導碁は受けられませんでした。そこで目標を残り3局の全勝に切り替えて全局相手の大石を取り快勝しましたが、気分はあまりよくありません。しかしうれしいことが2つあり、1つは一緒に参加した大学の囲碁部の後輩のT君が6段戦に見事に優勝し全国大会への出場資格を獲得したことです。彼も優勝を狙うと言っていたのですが、有言実行するとは、偉いもんです。T君が入部したころは星目で教えていたのですが…。もう一つは大会審判長の武宮正樹九段と一緒に写真撮影できたことです。若いころの憧れの棋士は石田芳夫、加藤正夫、武宮正樹の三羽烏で、中でも私が好きな棋士は石田芳夫なんですが、生の有名棋士にはお目にかかったことがなく、生の武宮にあったのも初めてだったので、記念撮影できてよかったです。高校生がAKBのメンバーにでも会って喜ぶのと同レベルの感情でしょう。
あと大学の囲碁部のT先輩(写真)が勤めていて、取引口座があるのでお誘いいただいてから都合がつけばずっと参加させてもらっているおかやま信用金庫の碁会に6段で出てやっと優勝出来ました。1段差1子の手合い割で毎回こちらも優勝を狙って参加しているのですが、全勝だけど勝ち点の差で2位になったりと不運でしたが、今回は逆に勝ち点0.5点の僅差で優勝させてもらいました。全勝だけど勝ち点が低く、あきらめていたため名前を呼ばれるまで優勝したことに気づいてなく驚きました。1局目に2度優勝しているライバルのAさんに勝ったのが大きかったのでしょう。勢いに乗り、五段に4目勝ち、あと6段と7段にそれぞれ中押し勝ちし、全勝でした。でも五段戦は序盤に相手が定石を間違い本来相手が先手のところ後手をひて優勢になり対局中に相手に定石間違いを指摘する余裕をかましていたところ、利かすべき先手寄せを逆寄せを受け相手がシチョウを逃げ出す損を打ってくれなければ危うく負けるところでした。どうも序盤に優位に立つとあまり真剣に考えなかったり、読みをおろそかにしたりで負けるパターンが多いので今後も要注意です。とにかく囲碁の優勝は人生で初めてであり幸運でした。