当社の創る家は簡単に言えば、「快適で健康によく、省エネで、丈夫で長持ちの家」です。
つまりは多くの人が希望する性能を持った家ということになりますが、その性能のレベルは最高のものとしたいのです。
理創ハウスの理創はもちろん理想につながる意味を持っていますが、もう一つの意味があります。それは家創りをイメージだけで行わないということ。快適なら快適な科学的根拠となる理由、それを裏づける客観的な数値とその数値を出す為の創り方にこだわるということです。なぜこういう創り方になるのか、それにはそれなりの理由があるという事です。
そして出来るだけ安く提供したい。しかし安易に安物は使わない。メンテナンススパンが短ければ当初のコスト(イニシャルコストといいます)は安くできても結局メンテナンスコストやランニングコストを合わせたトータルのコスト(ライフサイクルコストといいます)が高ければ安いことにはならないからです。だから理創ハウスではライフサイクルコストの安い家を創る。昔から言われてるように「安物買いの銭失い」は決して住宅にあってはならないと考えます。見かけの安さはアピールしません。しかし高ければ性能や品質がいい住宅と言えないのがこの住宅業界です。過大な広告宣伝費や展示場経費や営業経費が上乗せになる大手メーカー住宅はこの例といえます。当社は小さい会社ですが、建材の仕入れ価格は決して大手に負けてません。会社の規模が仕入れ価格に反映しそうですが、実は違います。本当は原価や、底値を知って交渉できるかどうかなのです。現にあるフランチャイズシステムを500万円で購入すると底値はいくらだから交渉しろ書いてある底値一覧表が入っているだけだったと同業者からと聞いたことがあります。私は大手建材メーカー出身なので原価も底値もライバルメーカーを含めて知っているから交渉可能なのです。(ただし「岡山地区の価格が他地域より高いことはわかっているがそういう地域差だ」と開き直るメーカーもあります。)このことは必ずしも多棟数施工会社が小規模会社より安く仕入れてないという業界誌の調査結果が裏付けてます。また大手フランチャイズ加盟の誘いもありフランチャイズ加盟店仕入れ価格と比べて見ましたがほとんど差が無い事がわかりました。そして何より当社は小さいので営業経費が少なくて済む上に他の工務店のほとんどが外注に出す長期優良住宅の申請図面作成や構造計算も自社でやるのでコスト圧縮ができます。
もう一つ災害に強い家創りです。地震はもちろん火災にも地盤の液状化にも、できれば津波にも強い家を研究してます。全棟津波に破壊された地区に1棟だけ残った住宅を研究し、勝るとも劣らない住宅を目指します。なぜそんなことが可能だったかはおよそ解明できましたし当社の創りかたと似ているが当社の方が勝っているところも多かったことがわかりました。
一般に地震に強いと宣伝している大手ハウスメーカーの家は阪神淡路大震災では倒壊、半壊は0棟でも大きな金額の補修が必要な家は結構あったと言われてます。もともと現行の建築基準法は耐震性で言えば倒壊さえしなければいいという最低基準だということを覚えておいてください。しかしだからといって長期優良住宅の要件の耐震等級2等級(建築基準法の1.25倍の強さ)で充分かというと実はまだ不足で、ほぼ耐震等級最高ランクの3(建築基準法の1.5倍の強さ)にほぼ近い耐震性能の実大モデル棟が阪神淡路地震より少し厳しい波形の地震波で倒壊した実大実験結果を踏まえて、理創ハウスでは実際には無い耐震等級5等級(建築基準法の2.0倍)を基準としています。そうすれば阪神淡路クラスの地震でも大きな補修が無用の無被害の家を目指ことができると思います。また火災に強い省令準耐火構造として火災保険や地震保険の大幅な減額を実現します。
以上のような理念のもとに創られる家とはどんな家かは個々の建築過程を追って次に説明します。