目指すレベルはどんな想定外の強い地震が来ても倒壊や半壊はもとより住宅本体にはほとんど損傷のない家を創るということ。耐震強度を建築基準法の2倍の強度を確保したり、制震テープで震動を吸収してしまうことによって可能と考えます。
長期優良住宅の要件である耐震強度耐震等級2(建築基準法の1.25倍の強さ)では阪神淡路地震レベルの地震では倒壊する可能性があることが防災科学研究所の実大モデル加震実験で証明されてしまいました。2棟のうちひっくり返った方が長期優良住宅耐震等級2、立ったままの方が耐震等級1の建築基準法レベルでした。建築構造的には両方とも全壊扱い(立ったままの方も柱元が破断しておりたまたま立ったままだった)だが、耐震等級1のほうが金物の強度が低く破断の際に地震動を吸収した形となった為、転倒しなかった。(日経新聞の記事)
結論 耐震等級は2では不足である。地震動を吸収するシステムは有効である。
という理由から当社では耐震基準を建築基準法の2倍をめどとしし、さらに制震テープで地震動を吸収しているのである。(耐震等級は1等級が現行建築法レベル、2等級が建築基準法の1.25倍、3等級が建築基準法の1.5倍で、3等級が現行基準の最高レベルである。建築基準法の2倍は現行基準では規定されてないが、等級が0.25倍ずつの段階になっていることを考えると耐震等級5等級と言えるかも知れない。これなら想定外を防げると信じてもいいかもしれない)